ログイン うちのこ診断を始める
犬が他の犬に吠える時、近づける前に見ること。のメイン画像

犬が他の犬に吠える時、近づける前に見ること。

犬が他の犬に吠える時は、友達を作らせる前に距離、怖さ、興奮、リードの張りを見ます。練習の順番と放置リスクを整理します。

behavior / 9 min read

犬が他の犬に吠える時、「犬同士で慣れれば大丈夫」と近づけると、かえって吠えが強くなることがあります。吠えている犬は、遊びたいだけでなく、怖い、近すぎる、相手を遠ざけたい、リードで逃げられない、興奮が上がりすぎている場合があります。

最初に見るのは、相手の犬までの距離、体の固まり方、尻尾や耳、リードの張り、吠えた後に回復できるかです。他の犬に吠える問題は、仲良くさせることより、まず安全にすれ違える距離を作ることから始めます。

近づける前に距離を取る

吠えている状態で近づけると、犬は「吠えながら近づく」練習をしてしまいます。相手が見えても食べられる、名前に反応できる、体が固まりきらない距離を探します。そこがその犬の練習開始ラインです。

怖い吠えと興奮の吠え

怖い吠えでは、後ろへ下がる、尻尾が下がる、体が低くなる、相手から目を離せないことがあります。興奮の吠えでは、前へ出る、跳ねる、リードを引く、相手に行きたがる様子が見えます。どちらも近すぎると悪化しやすい点は同じです。

体のサインを見る

サイン見え方対応
固まる足が止まり見つめる距離を取る
前へ出るリードを強く引く近づけず方向転換
後ろへ下がる逃げ場を探す相手から離れる
吠えた後戻らない長く興奮が続く練習距離を広げる

リードの張りが合図になる

相手の犬が見えた瞬間にリードが張ると、犬の体はさらに緊張します。人も焦って引き戻すため、犬にとって相手の犬は「緊張する存在」になりやすいです。リードが張る前に曲がる、止まらず弧を描いて離れる、広い場所へ移る方が練習になります。

挨拶させない選択も必要

犬同士の挨拶は、いつも必要ではありません。吠える犬に毎回挨拶をさせようとすると、犬も家族も疲れます。まずは、相手を見ても離れられる、すれ違える、落ち着いて帰れることを目標にします。友達作りはその後です。

ドッグランで慣らす前に

他の犬に吠える犬をドッグランへ入れると、逃げ場が少なくなり、興奮や怖さが一気に上がることがあります。広い場所だから大丈夫とは限りません。まずは外から見る、距離を取って通る、短時間で帰るなど、低い刺激から始めます。

吠えた後の回復時間を見る

一度吠えてもすぐ歩ける犬と、数分間興奮が続く犬では練習の難しさが違います。吠えた後におやつを食べられるか、名前に反応するか、歩く速度が戻るかを見ます。回復に時間がかかるなら、次回はもっと遠い距離から始めます。

放置すると何が困るのか

他の犬に吠える経験を重ねると、犬は相手を見ただけで反応しやすくなります。家族も他の犬を避けることに疲れ、散歩が短くなったり、緊張した時間になったりします。吠えを止めるより、吠えずに通れる距離を増やす方が長く効きます。

記録で練習ラインを決める

吠えた相手の大きさ、距離、相手が止まっていたか歩いていたか、こちらのリードが張っていたか、回復に何分かかったかを残します。成功した距離も同じように残します。記録があると、毎回いきなり難しい距離へ入ることを防げます。

記録例理由
距離20mなら平気、8mで吠える練習開始ライン
相手大型犬、走る犬、吠える犬苦手条件
リード張った、緩められた緊張の把握
回復すぐ歩く、数分続く負荷調整

記録すると苦手な犬が見える

犬が他の犬に吠える時は、相手がどんな犬だったかを記録すると傾向が見えます。大きい犬、走っている犬、吠えている犬、正面から来る犬、近づいてくる犬、子犬など、苦手な条件は犬によって違います。全部の犬が苦手とは限りません。

記録すると、避けるべき場面と練習できる場面を分けられます。たとえば、止まっている犬を遠くから見るのは平気でも、正面から来る犬は苦手ということがあります。

まず確認すること

最初に、相手の犬を見つけた距離、こちらの犬の姿勢、リードの張り、回復時間を見ます。吠えた瞬間だけでなく、吠える前に固まったか、目をそらせたか、名前に反応したかを確認します。吠える前のサインが分かると、次回は早めに距離を取れます。

相手の飼い主に「大丈夫です」と言われても、こちらの犬が大丈夫とは限りません。挨拶より、自分の犬が落ち着いていられることを優先します。

すれ違い練習の順番

最初は、遠くに犬が見えるだけの場所で練習します。見ても吠えない距離で名前を呼び、反応できたら離れます。次に、相手が横向きに通る距離、さらに余裕があればすれ違いに近づけます。正面から近づく練習は最後です。

一度吠えたら、その日は距離を広げます。吠えを止めてから同じ距離でやり直すより、犬が成功できる距離まで戻す方が積み上がります。

相手の犬との相性を急いで決めない

一度吠えた相手を嫌いと決める必要も、仲良くさせようと急ぐ必要もありません。相手の動き、距離、場所、こちらの疲れ具合で反応は変わります。まずは相手を見ても離れられることを目標にします。挨拶できたかどうかより、吠えずに終われたかを見ます。

相手の犬が穏やかでも、こちらの犬が近さを負担に感じることがあります。相性より先に、距離と逃げ道を確保します。

散歩以外の刺激も関係する

家を出る前から興奮している、玄関で吠える、リードを見ると走り回る、散歩前に遊びすぎる犬は、外で他の犬を見た時に余裕が少なくなります。出発前のテンションを下げ、玄関で落ち着いてから出るだけでも反応が変わることがあります。

他の犬への練習は外だけで完結しません。家を出る前、道を曲がる時、相手を見る前の状態も含めて整えます。

成功の基準を小さくする

他の犬に近づけたら成功ではありません。遠くで見ても吠えなかった、名前に反応できた、道を曲がって落ち着けた、相手が通り過ぎた後に歩き出せたなら成功です。小さな成功を増やすほど、犬は他の犬を見ても慌てにくくなります。

相談した方がいいサイン

  • 吠えながら突進し、制御が難しい
  • 怖がって散歩に出られない
  • 相手の犬が見えるだけで長く興奮する
  • 噛みつきや事故の不安がある
  • 家族だけで安全な距離を作れない

次に読むと良い記事

この記事のまとめ

犬が他の犬に吠える時は、慣れさせようと近づける前に、距離、怖さ、興奮、リードの張りを見ます。吠えずに済む距離で成功を作り、危険がある時は専門家に相談します。